荒:私は国際観光課で、主に海外からの観光客を対象に中国地方に来てもらうためのインバウンドプロモーションを行っています。今は渡航が出来ない状況ですが、動画作成や、オンラインツアー・オンライン商談会等を実施して、来たるインバウンド回復の時期に備えて中国地方の観光の魅力をPRする仕事をしています。
大:私は観光企画課で、「旅行業の登録」業務を主に行っています。旅行業をはじめようとするときは観光庁や自治体での登録が必要になります。私はその登録申請の処理をしたり、登録が必要か迷うケースなどについての相談に答えたりしています。また、観光振興のために地域の舵取り役として働く観光地域づくり法人(DMO)の登録に関する相談への対応や、DMOが観光の専門家を登用するための費用補助などを行っています。他の課のようにプロモーションなどの具体的な事業は少ないですが、観光振興の基本に関わる大事な仕事だと思っています。
荒:コロナ禍で出張は減りましたが、他の部署よりは多いと思いますよ。実際に観光地に行き現地の様子を見たり、自治体の方々や観光に携わる方々と対面で意見を交わしたりすることで、よりその地域の魅力や可能性を感じることができ、そこで得た経験や知識を業務に活かすことができます。
ちなみに、国際観光課は本来であれば海外の旅行博に出張で行ったりもできる部署なんですが、コロナ禍で行けなかったのが本当に残念です。
大:私は、観光関係業者の方が実施するサイクリングツアーにモニターとして参加させていただいたことがあって、地元の方がツアーをより良いものにしようと熱心に議論をされていたのがとても印象的でした。地域を盛り上げていこうと頑張っている方たちと実際にお話しすることができて、とても良い経験になったと思っています。
イ:今はこのようなご時世でオンラインの活用も充実してきていますが、現地に行くことで感じられる地元の方々の想いがあるんですね。
荒:異動は何回か経験しましたが、その度に新しい出会いや仕事があります。新しい環境に慣れたり仕事を覚えたりと大変なこともありますが、飽きずに仕事をすることができますね。
大:私はまだ今の部署が本局内で3箇所目なので、いつ引っ越しを伴う異動になるのかドキドキしています。生まれが海の近くだったので、海関係の業務にも興味があります。
荒:私が尾道海事事務所に勤めていたときは島に住んでいて、船で通勤してましたよ。
大:船で通勤って、ちょっと憧れますね。
イ:荒川係長は係員時代にも国際観光課に在席していたとお聞きしました。他の部署を経験されて再び戻ってこられたということですが、他部署での知識や経験は観光部で活かされていますか?
荒:これまでに交通行政にも携わったことで、別の視点からも観光について考えることができるようになりました。例えば、あの観光地は魅力的だけど2次交通のアクセスが課題にあるな、とか。じゃあレンタカーを活用した観光をPRしてはどうかな、とか。
イ:運輸局の業務内容は様々ですが、部署が変わっても以前の仕事の経験や知識が活かせるんですね。
大:採用される前は、公務員だから堅い感じでいかなきゃと思ってて、採用されてすぐの頃はビシッとしたスーツを着て出勤していたんですけど、実際に働き始めてみたらそんなにお堅い感じではなくて、今はあまり気を張らずに仕事ができています。いい意味でギャップがありましたね。
荒:私がこの職場に入ろうと思った一番のきっかけは、当時面接官だった人事課長がとても魅力的で、この人のところで働きたいなと思ったことです。それで、素敵な職場なんだろうなと思って入ったら、イメージ通りの職場だったので、ギャップはなかったですね。
イ:決め手はやっぱり人ですか?
荒:人が大きいですね~。
イ:職員同士の話のしやすさとか、どうですか?
荒:いい意味でゆるいですね。でも、やるときはやる。私も国土交通省は堅苦しいイメージがあったのですが、うちの職場は、フランクで上司とも話しやすくて、魅力の一つだなと思います。
イ:職場の雰囲気についてはどんな感じですか?
大:どの部署でも風通しが良いですが、特に観光部は明るくて、楽しい雰囲気がありますね。
荒:雰囲気は明るいですよね。若い人が多いのもあるかも。
イ:エネルギーがある方が多いなと思いますね。たしかに、話しやすい雰囲気はあると思います。
荒:生涯の仕事を何にしようかと悩んでいる就活生は多いのではないでしょうか。
大:運輸局という名前はちょっと地味なイメージがあるかもしれませんが、仕事も多岐にわたるので、入ってからも色々な選択肢のある飽きることのない職場です。
荒:また、国家公務員なので守備範囲が中国地方ではありますけれども、各県にある運輸支局の仕事では地域密着の仕事をすることもできるので、地域の方とふれあいながら仕事をすることもできます。
大:公共交通や観光行政に興味がある方はもちろん、やりたいことで悩んでいる方がいたら、
荒&大:是非一度、中国運輸局の雰囲気を感じに来てください!